抜け毛の種類
トリコチロマニア(抜毛症)
トリコチロマニア(Trichotillomania)、ちょっと聞きなれない言葉ですが、日本語で「抜毛症」(ばつもうしょう)と呼ばれます。トリコチロマニアとは、その名の通り、頭髪や眉毛、まつ毛などの正常な毛を自分で習慣的に抜くことによって引き起こされる脱毛症です。この症状を持つ人がごくまれにいます。自分で髪の毛を抜くということを繰り返し行っていると、永久的な脱毛になることさえあります。
トリコチロマニアの多くは、思春期などの学童期に発生しやすいといわれ、特に小学生あたりから思春期までの女の子に多い傾向があります。原因としては、ストレスや大きな不安からか自ら髪の毛を抜き、抜毛症に至るケースがあります。
同時に、爪や指の皮を噛む行為が現れることもあります。また、脱毛部が楕円形をしている場合もあり、円形脱毛症と間違えることがありますので注意が必要です。
トリコチロマニアは通常の脱毛症と異なり、正常な毛を抜いているのですから育毛剤や発毛剤等による表面的なケアでは回復しません。まずストレスの原因となっている欲求不満や不安を取り除くことが大切です。程度の軽い場合であればにはこれといって治療せずに、回復するケースもあるのですが、場合によっては精神科の専門医による治療が必要になってくることもあります。
また、無意識のうちに(自分で)毛を抜いていることが多く、そのような場合は直接指摘することも必要です。しかし、指摘する際、決して叱ったりしないでください。逆効果となり、かえってストレスを強くしてしまうことがあるからです。